[感想・レビュー]『心 NBAで道を切り拓いた本当に大切な思い』/渡邊雄太|バスケの最高峰NBAで6年間生き抜いた男が語る最高の自己啓発本

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記念すべき?初書評は、プロバスケットボール選手である渡邊雄太さんの「心 NBAで道を切り拓いた本当に大切な思い」です。


4年

皆さんはこれがなんの数字か分かるでしょうか。
これはバスケットボールの最高峰のリーグ、NBAでの選手の平均在籍年数です。世界各国から天才と呼ばれる選手が集まるリーグ。しかしそんな天才達ですら平均して4年しかリーグでプレーすることはできない。NBAはそんな世界なのです。

この魔境ともいえるNBAで6年間もプレーした選手が日本にいます。そう、渡邊雄太選手です。天才ひしめき合うNBAでの6年間、彼はそこで何を思いプレーしたのか。早速ご紹介していきます。

目次

基本情報・あらすじ

基本情報


作品名:『心 NBAで運命を切り拓いた本当に大切な想い』

著者: 渡邊 雄太

出版社:ミライカナイ

ページ数:272ページ

あらすじ

米国NBA、日本人史上最長で戦った6年の軌跡
ワールドカップ、パリ五輪の事実
今季から移籍 千葉ジェッツでの目標
そして未来のバスケットボールへの想い
人生を後悔したくない全ての人に贈る、
“究極のメンタル自己啓発本”!

(Amazon商品紹介ページより引用)

この本との出会いは?

この本との出会いは、渡邊選手のXの投稿でした。普段バスケットボールをやっている筆者にとって、渡邊選手は憧れの存在。そんな彼が本を出す。
世界最高峰のリーグ、NBAでプレーしていた日本人選手である渡邊選手の成功の秘訣は?彼の6年間はどのような道のりだったのか?と、気になることが沢山あり購入しました。

でぱーちゃー

お知らせを見た瞬間即予約しました(笑)

感想・レビュー

本書は渡邊選手がNBA選手として活動する2018年から、日本でプレーすることを決める2024年まで、NBAや日本代表での出来事が時系列に沿って彼の想いと共に語られます。


NBAや日本代表で活躍する渡邊選手。画面越しでは華々しく映る彼でしたが、その裏では多くの苦難や葛藤があったことが分かりました。

冒頭でも説明したように、平均在籍年数が4年と言われるNBA。そんな世界で6年もプレーした選手なので、人並み以上の大変さがあったのだろうと頭では理解したつもりでしたが、その苦悩や葛藤は正直想像以上でした。



また自己啓発書や動画などで多く見聞きする、「諦めない」「努力する」などの言葉。頭では重要性はわかっているけどなぜか心に響かない。行動できない。そんな状況であった筆者に、渡邊選手の人生を通して語られる努力や頑張ることについての話は本当に心に響きました。

今回は中でも特に心に残ったポイントを3つに絞ってご紹介します。

1.可能性とは、挑戦者だけが持てる勇気のことである

この言葉は渡邊選手の恩師である色摩先生の言葉のようで、渡邊選手も大好きな言葉のようです。

「可能性」=「勇気」という一見繋がりがなさそうな二つの言葉。皆さんはこの言葉のつながりを見つけることができますか?

でぱーちゃー

私は最初分かりませんでした(笑)


しかし本書を読むことで、この二つは密接につながっていることが分かりました。



ダイエットを例に挙げます。ダイエットという目標を達成するには、行動することが求められます。そして「行動すること」=「現状からの変化」には勇気が要ります。多くの場合この勇気が出ないために行動ができず、目標達成ができません。

行動しなければ可能性は0%なのです。逆に行動さえすれば0%ではなくなります。

つまり可能性というのは勇気を持って行動したものにのみ与えられる特権のようなものなのです。

筆者はこの言葉を見たときに胸がズキっとしました。痩せたい、お金を稼ぎたい、これらの望みはあるけど私は勇気をもって挑戦していませんでした。これではどれだけ強く願っても可能性は0%なのです。

まずは勇気を持って行動する。この気持ちは大切にしたいです。

2.起きてしまったマイナスは変えられないが、プラスを積み上げることはできる


パリオリンピックを前にケガをしてしまった渡邊選手。彼はそんな時でも焦らずリハビリなどのやるべきことをやり、なんとかオリンピックに出場することができました。

渡邊選手はケガのリハビリ中、「起きてしまったマイナスは変えられないが、ここからプラスを積み重ねることはできる」
というマインドを持って行動していたようです。

人生の中で、「あの時はこうしていればよかった」「なぜあの時あんなことしてしまったのか」などの後悔は沢山あります。


しかしそれらはもう絶対に変えることができないのです。それならそのマイナスを覆い隠すほどのプラスを積み重ねていけばいい という渡邊選手の言葉に、胸が軽くなりました。

3.貪欲さ、ハングリー精神という大切なキーワード

渡邊選手は「貪欲さ」「ハングリー精神」は大切なキーワードだと語っています。これらのマインドが不可能を可能にすると。

たしかに現状に満足していたら今より良くなろうと行動はしません。

2.で述べた通り行動しなければ変わる可能性は0%です。

渡邊選手は日本でトップクラスのバスケットボールプレイヤーです。しかし、そのことに満足していたら、NBAに挑戦はしなかったと思います。

つまり何かを変えたいと思っている人は今より貪欲にならなければならないのだと分かりました。

私はこの言葉を読んだ後に、自分の現状を振り返ってみました。
体系・お金・人間関係。現状に満足はしていないけど、何となく生きられている。そんなことばかりでした。
もう一度なぜ満足できていないのかを考えなおし、自分の行動で変えられるものなら貪欲に行動して変えていこうと思えました。

この本から学んだこと

この本からは「何かを成し遂げるために必要なマインド」を学ぶことができました。

まずは行動する。辛くてもとにかく続ける。頭ではわかっているけど実践できていなかった事柄の大切さが改めて分かりました。

でぱーちゃー

まずは勇気を持って行動する!悩むのはそのあと!

こんな人におすすめ

  • 渡邊選手の努力の道のりを詳しく知りたい方
  • 今頑張っているのに中々結果が出ない方
  • これから頑張りたいことがある方

まとめ

今回は渡邊雄太さんの「心 NBAで道を切り拓いた本当に大切な思い」についてご紹介しました。

NBAという魔境で戦い抜いた渡邊選手だからこその説得力のある言葉に、何度も心を揺さぶられる本でした。

ハングリー精神を忘れず、可能性を求めて行動し続ける。
何かを変えたい人におすすめの本でした。

ぜひ一度お手に取ってみてください。

↓から各購入サイトへ移動できます。ご活用ください。


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この記事を書いた人

子どもの頃から読書が趣味なサラリーマン。
現在はミステリー・自己啓発を中心に読んでいます。良かった本を共有したい、新しいジャンルに挑戦したいと思いブログを始めました。
[その他の趣味]アニメ・漫画、ゲーム、NBA観戦、筋トレ・ダイエット

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