[感想・レビュー]『最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法』/鈴木祐 |現代社会で健康で生きるための体調管理とは

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本記事は

『最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法』の書評です。

目次

基本情報・あらすじ

基本情報

作品名:『最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する   
     法』 

著者 : 鈴木祐

出版社:クロスメディア・パブリッシング

ページ数:288

著者について

著者である鈴木祐さんはサイエンスライター、作家として活動している男性。
165cm80kgという体型の時にパレオダイエット(旧石器時代の狩猟採集型の食生活を再現した食事法)に出会い、そこからダイエットやアンチエイジングを始める。
上記の経験生かし現在は健康などを題材にしたブログ「パレオな男」の運営や書籍の執筆、講演や商品開発の慣習なども行っている。

あらすじ

疲労・肥満・不眠・不安・病気・老化―文明病から脱却し、本来の自分を取り戻せ!!進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法。

紀伊国屋書店商品紹介から引用

この本との出会いは?

「風邪をひくことは百害あって一利なし」

私はこのように考えています。当たり前ですかね?(笑)貴重な有給は消え、熱やだるさの中ただ時間が過ぎるのを待つ。こんなにも無駄な時間はありません。

このような思想を持ってはいたのですが、実は以前に3ヶ月連続で風邪をひいてしまったことがありました。
3回目に風邪をひいた時は、会社への電話が精神的に非常にストレスでした。
熱などの辛さよりも、職場に迷惑をかけてしまうという罪悪感の方がしんどかったです(笑)

「もう絶対風邪なんかひきたくない」

そんな時にkindleのおすすめ欄にあったのがこの本でした。当時藁にも縋るような気持ちだった私は、タイトルを見た瞬間に購入を決め、ダウンロードを開始していました。

こんな人におすすめ

この本はこんな想いを持つ人におすすめしたい一冊です

・常に疲れていると感じる人
・休んでも休んでも疲れが取れない人
・最近風邪をひきやすくなったなと感じている人
・より健康になりたいと考えている人

感想・レビュー

まず意外だったのは、「人類は狩猟採集時代から何も進化していない」という点でした。現代社会における健康上の問題の多くは、古代のままで進化していない人間の機能と、発達しすぎた社会とのミスマッチから生み出されている というのです。

本書はこの考えを基本として、現代人が抱える様々な健康問題への対策を全8章で教えてくれます。

今回は中でもダイエット中&風邪をひきたくない私にとって、特に印象に残ったポイントを2点に絞ってご紹介します。

飢えない時代だからこその問題

ご存じの通り現代の日本では食べ物で困っているという人は少ないです。食料がなくて毎日生きていくのが大変なんて人は少数派。むしろ食べられる食材・食品を廃棄していることで、「食品ロス」なんていう言葉もあるくらいです。

生きていくうえで欠かすことができない食事。それが絶対に確保されているなら幸せに違いない。
たしかに「死」という最大の恐怖からは逃れることができます。
しかし逆にこの満たされすぎている社会が私達の健康を害している場合があるとは驚きでした。

進化医学の観点では人間の身体はまだ狩猟採集時代から進化していません。毎日の食事をその日に確保する生活がベースの身体に、現代社会の食事は恵まれすぎているのです。
そのため本来はありえない肥満などの病気になってしまうということです。

ここで筆者の鈴木さんがおすすめしたのが「パレオダイエット」
パレオダイエットとは旧石器時代の狩猟採集型の食事をマネするというダイエットです。
肉や魚や果物などの、自然な食材を食べ、精製された加工食品や調味料や佐藤は摂取しないというもの。

鈴木さんはこのダイエットで半年で-13キロ、体脂肪率が35%から12%になったようです。

いきなりすべての食事を変えることは難しいかもしれません。
ただ飽食の時代だからこそ、私たちは食べるものを取捨選択しなければならないと感じました。

腸が全てを左右する

私はこの本に出会うまで、疲れや風邪への対策は食事と睡眠が最も重要と考えていました。たしかにこの二つも健康でいるためにはおろそかにしてはいけない要素です。

本書ではこれらの要素に加えて加えて腸の調子も同じくらい重要だとしています。免疫不全からの風邪や疲れやすさは、腸内細菌の働きが悪いことで起こっていると。

つまり腸の調子が健康を左右するといっても過言ではないのです。

私はこの本を読んだ後、本書で紹介されているサプリや食物繊維などを意識的に摂取するようにしています。


巷でも話題になっている腸活。この本をきっかけに初めてみるのも良いかもしれませんね。

この本から学んだこと

たくさん食べても健康になることはない。量より質を意識するべき。

本書を読んだことで、私の中にあった「健康とはよく食べること」という勝手な思い込みをなくすことができました。
今でも空腹のときには、「とにかく沢山食べなきゃ!」と思うこともありますが、この空腹が健康に繋がると思うようになったことで我慢も辛くなくなりました。


風邪予防には腸活が重要

今までの風邪対策は手洗いうがい+睡眠でした。しかしそれでも風邪を引いてしまう私。「腸活」はそんな打つ手なしと思っていた状況を打開してくれました。

本書を読んでからサプリと食物繊維、それとヨーグルトなどの摂取を始めました。
始めて3週間ほどですが、便の調子が良くなってきました。恐らく気が付いていない変化も起こっていると思うので、このまま継続していきたいと思っています。

まとめ

今回は『最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法』の感想・レビューでした。

進化医学という観点からの健康。様々なエビデンスに基づいた説明で納得しながら学ぶことができました。

本記事では食事と腸の2つをメインに取り上げましたが、他にも有益な情報が科学的根拠を基に載っているので是非実際に読んでみてください。

何をするにしても健康であることが前提条件。皆さんが毎日を健康で充実して過ごせますように。

↓から各購入サイトへ移動できます。ご活用ください。



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この記事を書いた人

子どもの頃から読書が趣味なサラリーマン。
現在はミステリー・自己啓発を中心に読んでいます。良かった本を共有したい、新しいジャンルに挑戦したいと思いブログを始めました。
[その他の趣味]アニメ・漫画、ゲーム、NBA観戦、筋トレ・ダイエット

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