※本記事はあくまで個人的な作品への想いなので、一般的な解釈とは異なることがあるかもしれませんが、優しく見守ってください
目次
天才っているよね
いきなりですが皆さんは部活動はしたことがありますか?いや、さらに言えばスポーツ、いやスポーツだけに限らずもう何か他人と勝ち負けがある事柄で競ったことがありますか?
おいらは小学校からずっとバスケットボールをしているのだ
筆者のでぱーちゃーはずっとバスケットボールをやっていました。目標はどの校種でも部活動にありがちな全国大会出場とかでした。
そんな中大きな大会での試合などでたまに遭遇する人種がいました。それは「あ、こいつは天才や、努力しても勝てる気がしない」という思いです。
皆さんもスポーツに限らず何かを競うときなどで、この人には勝てる気がしないと思った経験ありませんか?
ちなみにおいらは約20年のバスケ人生の中、ぱっと思いつくだけで5人はいたぞ
要するに天才の前を前にして見事心が砕け散ってしまったのです。
また、当時の子ペンギンはふと思ったことがあります。「どうせ将来バスケを仕事にするわけでもないのに、どうしておいらはつらい練習をして、そしてこんな悔しい思いをしなきゃいけないのだろう」と………..
しかし不思議なことに、大人になった今思う感情は当時の子ペンギンとは少し違いました。それは
「なぜ当時もっと頑張れなかったのか。」「バスケットボールしかしてこなかったのにそれを仕事にしていないおいらは、何を得ることができたのだろうか」
今回ご紹介する漫画「ピンポン」はそんな部活動をしていた人なら99%の人が経験する挫折や後悔、部活動ひいてはスポーツに打ち込むことの一つの答えを提示してくれる作品です。1996年連載開始と昔の作品ながら、私自身この作品を読んだことでずっと引きずっていた部活動やバスケットボール人生の後悔などを払拭することができました。
正直もっと早くこの漫画に会いたかったのだ
皆さんにもぜひ読んでほしいため、今回はざっくりストーリーをなぞりながら、天才と部活動に対するでぱーちゃーの思いを語りたいと思います!
ピンポンのあらすじ
卓球をこよなく愛し、絶対的な自信を持つペコと、卓球は暇つぶしと公言するクールなスマイル。2人は幼なじみで、小さい頃から近所にある卓球場タムラに通っていた。高校生になった2人は共に片瀬高校卓球部に属していたものの、練習にはまともに参加しない毎日を送る。そんな2人が対戦すると必ずペコが優位に立つ。しかし日本卓球界の星と期待された過去を持つ卓球部顧問・小泉はスマイルの才能に目をつけ、執拗に指導しようとする。やがて2人は並み居る強者たちと切磋琢磨しながら、卓球界に旋風を巻き起こしていく。
本作品はペコとスマイルという二人の高校生が主軸となって物語が進みます。
左がペコ 右がスマイル
ペコもスマイルもどちらも卓球の才能がありますが、どちらも努力はしていませんでいた。
現実にもいますよね。才能にかまけて努力しなくても一定の成果を上げられる人って。けどどの種目でもある一定のレベルまでくると才能だけでは通用しなくなってくるのもまた事実ですよね。
ペコの挫折 天才が努力を始めたら
そんな中ペコはインターハイ予選でアクマという幼馴染と対決します。アクマは卓球の才能がない所謂凡人で、ペコもアクマを実力的に下に見ていました。
しかし鬼のような努力をしてきたアクマにペコは敗北
それまで自分の実力に絶対とも言える自信を持っていたペコはこの敗戦の後一度卓球から離れてしまいます。
失敗とか経験してない人は一撃にもろくなるのよね
ましてや自分より下と思ってた相手に負けるとなおさらよね
そんな中そのアクマから激励され、卓球の天才ペコが再起を図るため猛特訓を始めるのでした。
一足早く努力を始めた秀才スマイル
一方スマイルは才能はあるけどある致命的な弱点を持っていました。それは「相手によって手を抜く」とうものでした。コーチである小泉もそれを見抜いており、プレーのみでなくメンタル面でも彼を指導していきます。
そんなスマイルはめきめきと実力をつけ始めていきます。スマイルはペコと比べると卓球大好き!というような感じではありません。そんな彼を突き動かす理由は自分にとってのヒーローであるペコをまつことでした。そして始まる2度目のインターハイ予選…
スポーツは結局のところ才能 だけどさ…
ちょーざっくり(富士山の中の石ころレベル)ですがストーリーはこんな感じです。他にもとても魅力的なキャラクター登場します。この作品はぜひ読んでほしいのでネタバレはしないようにと気を付けましたが、それを恐れすぎたあまりストーリー解説がお粗末なものに(m´・ω・`)m
この作品は
努力した天才>努力した秀才>努力した凡人
というスポーツにおける残酷な一面を描写していると感じました。しかしその一方で、部活動って勝ち負けだけじゃないし、勝ちを目指したその過程に価値があるんじゃないかなって。
勝ちと価値がかかってるねぇ()
例えばそれは辛い練習を耐え抜くことだったり、地道な事を繰り返すことだったり。チームスポーツの場合は仲間とのコミュニケーションや切磋琢磨だったり、先輩後輩との上下関係だったり。
こうして改めて振り返ってみると、意外と人として生きていくうえで大事な物が部活動には詰まってるんじゃないかなと。
私自身当時の成績としては敗北・挫折・諦めといった言葉が残っても、積み上げてきたことは形を変えて自分自身を形成しているのだとこの漫画を読んで思えることができました。
あと個人的一番うれしいことは、社会人になってもまだ当時の仲間のつながりが残っていることです。今でも一緒にバスケをしたり、飲みに行ったりと一生物の友達ができたことも素敵なことだなって感じてます。
ピンポンでもエピローグで登場人物の掛け合いがあり、本気で打ち込んできた人達の間の繋がりは大人になっても風化していかないんだとジーンときてしまいます( ;∀;)
月日が経っても無くならない友情が本物なのかもねぇ
絵柄で見ない人が多いらしいけど、アニメを見て
最後になって今更ですが、ピンポンは正直人を選ぶ作品だと思います。私的に考えられる理由としては
- 漫画アニメ両方とも独特な絵柄
- イケメン、美少女キャラが一切出てこない
- 卓球という題材
の3つが大きいんじゃないかなって思います。
卓球wwww陰キャwwww
アニメ作画小学生の版画wwwww
こんな偏見で見るのをやめるのは本当にもったいない!!!特にアニメは漫画では想像しにくい試合の動きに加えて神BGMで臨場感MAXです。あとアニメは少しストーリーに改編が加えられているのですが、個人的にはこの改編も最高でした。誰かを不幸にしない改編って素敵ですね☆
なので個人的には
原作→アニメ がおすすめで、時間がない方はアニメのみがいいかなって思います。
実は実写映画もあり、3つの媒体すべてで成功を収めた珍しい作品でもあります。
私は映画がまだなので今度見てみたいなと思います。
ハガレン・テラフォ・ジョジョ…この話はやめときましょっ!
まとめ 何かに打ち込むっていいね!
長々と書いてしまいました。うまく伝えられたかは分かりませんが、とにかく
勝ち負けの世界では天才には敵わないけど、真剣に取り組めばきっとそれは無駄にならないよ
ってことなのかなって思います。だからこそ今の誰もが一番!という風潮は、いいけど度が過ぎてはいけないとも思えたりと…それはまた別の記事で書こうかなと思います。
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