本記事は書籍「朝イチの一人時間が人生を変える」の感想・レビュー記事です。

起きて!人生が変わるから!!(本書より引用)
「朝の時間を、自分のために使っていますか?」
スマホを手にしたまま惰性で起き、支度に追われてバタバタと家を出る──そんな朝を繰り返していませんか?私自身、つい最近までそうでした。「時間がない」「眠い」が口ぐせで、自分のために何もできていない感覚。それが毎日の疲れや焦りを、さらに増幅させていたのです。
そんなときkindleのおすすめ欄で出会ったのが、キム・ユジン著『朝イチの一人時間が人生を変える』でした。タイトルにある“人生を変える”という言葉に、半信半疑ながらも惹かれて手に取った一冊。
そこには、ただ早起きすることだけではなく、“朝という時間をどう使うか”にフォーカスした実践的なヒントが詰まっていました。
この記事では、忙しい現代人こそ読んでほしい本書の魅力と、私自身の変化を交えながらご紹介していきます。
こんな人におすすめ
・毎朝バタバタしていて、1日が慌ただしく過ぎてしまうと感じている人
・仕事や家事に追われ、自分だけの静かな時間が取れずモヤモヤしている人
・習慣を変えたいけど三日坊主で終わることが多く、継続が苦手な人
・目標はあるが時間がないと感じている人
基本情報・あらすじ
基本情報
作者について
一言でいえば超人です。弁護士で学士号を持っていて人気ユーチューバー。成功をこれでもかと手にしている彼の成功の秘密は、やはり朝にあるのでしょうか?
あらすじ
この本との出会いは
「時間がもっとあれば…」
誰でも一度は考えると思います。副業と趣味の読書、本業での資格勉強や筋トレ。私自身、毎日やりたいことや、やらなければならないことに追われ、時間がいくらあっても足りないと感じていました。実は以前、早起きに挑戦していた時期もありましたが、冬の寒さがどうしても辛く、いつの間にか布団のぬくもりに負けて習慣が崩れてしまいました。



布団が悪いよ布団が…
けれど、やはり時間を確保するには朝の時間しかない。そう考えて、もう一度早起きを始めようと決意しました。しかし思うように布団から出られない日が続き、モチベーションも下がりかけていた頃、Kindleのおすすめ欄にふと現れたのがこの本『朝イチの一人時間が人生を変える』でした。
「まさに今の自分に必要な一冊だ」と直感的に感じ、すぐに読み始めました。結果として、この本との出会いが私の朝時間への考え方を根本から変えてくれました。
感想・学んだこと
人生を変えるためには眠いけど早起きすべし
「どうして朝活が成功の鍵になるのか?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?本書を読むと、その答えが実に明快に、そしてリアルに語られています。実際、多くの成功者が朝型の生活を送り、まだ誰も動き出していない静かな時間に、自分にとって本当に大切なことに集中しています。
個人的に本書で一番心に刺さった言葉を引用します。
朝起きるのがつらくないかって?もちろんつらい。今でも眠りから覚めるときは体が鉛のように重い。それでも、その刹那に負けて、あれこれ言い訳をしてまた眠ってしまえば、代り映えの無い人生から抜け出せないから体を起こす
朝イチの一人時間が人生を変える より引用
この言葉を読んだとき、私は深く共感しました。「早起きは得」とわかっていても、布団の中で「今日は特別にいいかも」「昨日頑張ったし」「眠い」などと甘いささやきが聞こえてきます。そんな“自分”に打ち勝てるかが分かれ道なのだと気づかされました。
このフレーズを読んだとき、私の大好きな漫画『宇宙兄弟』の中の名セリフ「俺の敵は大体俺です」を思い出しました。人生を変えるには、自分に打ち勝つしかない。しかし人生を変える邪魔をしているのは自分自身です。そしてその自分との戦いが最初に訪れるのが「朝」なのです。
実際、私自身も数年前、朝の時間を活用して資格試験の勉強をしていたことがあります。夜に勉強しようとしても、仕事の疲れや日中の出来事が頭を巡って集中できず、眠気に負けることがほとんどでした。ところが、朝に勉強を切り替えると、まるで頭が冴え渡っているかのように、内容の理解も進み、勉強のスピードが格段に上がりました。まだ誰にも邪魔されない静かな時間に、自分の目標とだけ向き合う感覚は特別でした。
もちろん、毎日スッと起きられるわけではありません。寒い日や寝不足の日は特につらいです。それでも「今ここで負けたら、何も変わらない」と思うことで、なんとか体を起こしていた以前の自分。本書を読み、再びその感覚を思い出すことができました。
朝は一日の中で、最も自分の意志力が高く、脳がクリアな時間帯です。だからこそ、その時間を「自分のために使う」と決めることが、人生を前向きに動かす第一歩になるのです。眠くても、つらくても、自分自身に打ち勝つために、朝は最高の舞台なのだと改めて感じました。
早起きのやり方は夜の過ごし方にあった
「早起きしたいのに、どうしても朝がつらい──」
んな悩みを抱えているなら、実は見直すべきは“朝”ではなく“夜”かもしれません。朝の目覚めは、夜の過ごし方によってすでに決まっている。そう気づかされたのが、本書でした。
本書の中では、「朝型になるにはナイトルーティーンの確立が欠かせない」と強調しています。寝る直前までスマホを見ていたり、だらだらと夜更かししている限り、どんなに意志の強い人でも朝すっきり起きるのは難しいのです。これは「根性論」でどうにかなる問題ではなく、体と心の準備ができていないから当然の結果だといえます。
私自身、かつては何度も「明日は早く起きるぞ」と気合を入れて寝たものの、朝になるとアラームを止めて二度寝を繰り返していました。結局その原因は、夜遅くまでスマホを見ていたことや、就寝直前まで刺激の強い情報に触れていたことにありました。布団に入っても脳が興奮状態のままで、眠りが浅く、翌朝は体も頭も重たいまま起きられなかったのです。
そこで私が始めたのが、「夜10時までに寝る」「寝る1時間前からスマホをやめて読書する」という習慣です。最初は物足りなさや手持ち無沙汰を感じましたが、続けるうちに自然と寝つきが良くなり、翌朝の目覚めが驚くほど軽やかになりました。とくに紙の本を読む時間は、ゆるやかに脳がリラックスモードに切り替わっていく感覚があり、1日の終わりに自分を整える大切な時間になっています。
この経験を通して、私は「早起き」は“夜の延長線上”にあると実感しました。ただ無理やり起きるのではなく、前日の夜から朝の成功は始まっているのです。本書でも、ナイトルーティーンを設けることで「眠る準備ができた自分」を毎晩つくることの大切さが繰り返し説かれており、その重要性に強く共感しました。
そして、ナイトルーティーンを決めることで得られるもう一つの効果が「1日の区切りをつけられる」ことです。仕事や人間関係で嫌なことがあった日も、「この時間からは自分だけの穏やかな時間」と決めることで、気持ちを切り替えるスイッチになります。心をリセットして眠りにつくことが、次の日の朝の自分を支えてくれるのです。
結局、早起きは意志の問題ではなく、準備の問題。夜を制する者が朝を制す。これは決して大げさではなく、確かな実感をともなった真理です。朝を充実させたいなら、まず夜の習慣から整えること。そうすることで、「眠い、つらい」という感覚が少しずつ「今日もいい朝が始まる」に変わっていきます。
まとめ
今回は書籍「朝イチの一人時間が人生を変える」の感想・レビュー記事でした。
、忙しい毎日に追われる私たちに、朝という静かな時間の価値を教えてくれる一冊です。早起きは決して楽なことではありませんが、夜の習慣を整え、小さな一歩から始めることで誰でも実践可能です。自分と向き合う朝時間を確保することで、日々の充実感や自己成長を実感できるようになります。人生を前向きに変えたい人に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
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