本記事は、『「好き」を力にする』の書評です。
NBAで6年間を過ごし、日本代表でも活躍した渡邊雄太選手。彼がNBAまで辿り着く道のりは、「好き」という力と素敵な人達との出会いによって生み出されていました。
渡邊雄太選手の最新の著書「心」の書評記事はこちら↓

基本情報・あらすじ
基本情報
作者について
あらすじ
14年ぶり2人目となる、日本人NBAプレーヤー渡邊雄太の初書籍!
メンフィス・グリズリーズで活躍する著者が明かす、成長するための思考法。
悩み、人生の岐路にたったときの解決策がここにある!版権ドットコム紹介ページより引用
この本との出会いは
当ブログ初投稿の題材である渡邊雄太選手の著書「心」

この本を読んで私は渡邊雄太選手についてもっと知りたい、彼の努力し続ける姿勢をもっと学びたいと感じました。
そんな中Amazonのおすすめに表示されたのが本書でした。
時系列的には「心」の出版から5年前。まだ渡邊選手がNBA1年目の時点での著書。しかしだからこそNBAまでの道を「心」よりも詳しく知ることができる一冊でした。
こんな人におすすめ
・達成したい目標がある方
・努力の仕方、成功の秘訣を知りたい方
・怖くてやりたいことに挑戦できない方
・渡邊選手をより詳しく知りたい方
感想・学んだこと
本人の努力と環境は卵と鶏
私は本書を読んで、「成功には本人の努力はもちろん大切だが、周囲の環境もとても重要」という考えが強くなりました。
渡邉選手がNBAを目指したのは小学生の頃。小学生の頃思い描いた夢を実現する人はとても少ない。
理由は2つあると思います。
一つ目は日々の生活の中で初めて体験することがこれからも沢山あるからです。小学生で描いた夢を超える何かに中学生以降出会うなんてことはざらです。
2つ目は夢の前の困難に立ち向かうには、小学生は幼すぎるということです。夢をかなえるには努力は必須です。しかし小学生にとって努力し続けるのは至難の業。
そこで重要になってくるのが親や指導者などの周囲の環境だと思うのです。くじけそうになった時、困難にぶつかった時に助けてくれる存在が必ず必要になってくると思います。
少し自分語りを。
私自身バスケットボールの才能はあったと思います。中学生までは県でもトップクラスの選手でした。
しかし中学生ではいじめにあいバスケを一時期辞めました。そして小学校から高校にかけて常に家庭環境は良くはなく、その傷は今でも心の奥に残っています。こんな環境でバスケに打ち込むなんて無理な話です。
今でもあの時の中学の先生が違っていたらなどの、もしもを考えてしまいまいます。
本書ではプレイヤーだけでなく、それを支える親や指導者の方にも為になる内容だと思いました。
他人と比較するのは無駄
渡邊選手は他人と比べることをしないそうです。競争激しいNBAで比べないなんて意外でした。
NBAという世界最高峰の選手が集まる中では、上の選手と自分を比べるは無駄なこと、むしろマイナスにさえなることでした。
重要なのは自分が成長し続けているのか。昨日の自分、一週間前の自分、一か月前の自分。そんな過去の自分と比べて成長していると思えるならそれでいいのです。
この考えは私の生活をより楽にしてくれるなと感じました。私よりお金持ちは世の中にいくらでもいるし、私が欲しいものを既に持っている人もたくさんいる。しかしそんな人たちと自分を比べたところで現状は何も変わらないどころか、自分が惨めな気持ちになるだけです。
大切なのはその差を埋めるために自分が日々成長しているか。成長するために努力できているかという点だけなのです。
まとめ
今回は渡邊雄太選手の「『好き』を力にする」の感想・レビューでした。
NBAで6年も活躍した渡邊選手を形作った要素がよくわかる一冊でした。本書の内容は目標に向かって努力している方のみならず、それを支える側の方にとってもとても参考になるものなので、是非実際に読んでみて下さい!
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